神経衰弱

今回は全学年向け教材の「神経衰弱」を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。

商品概要

scattered playing cards
教材名神経衰弱
発売元トランプでもできるし、自作もできる。
定価0円〜
対応学年全学年

ちなみに、私たちは楽しみながら記憶力を養ったり、語句を覚えたりするためにこの教材を使うことにしました。今回は、名刺サイズのカードに、英単語(januaryなど月の単語)を書き、それを神経衰弱方式で取っていくゲームをやりました。

使用レビュー

person holding white printer paper

今回は中学生の3人の生徒で使用感を比べてみました。 

対象児童

●       Aくん
中学1年生、特徴→すぐに気が散ってしまうタイプ。
●       Bくん
中学1年生、特徴→なかなか学習が定着しないタイプ。
●       Cちゃん
中学2年生、特徴→ゲームなど、楽しいことが好きなタイプ。

指導方法

1.  カードをばらばらに広げる。

2.  カードを2枚めくり、同じ単語のカードだったら取ることができる。

3. 違う単語のカードを取ってしまったら次の人に回す。

4. カードを取った際に単語の発音や日本語訳など言ってもらうと尚良い。

結果

それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。

Aくん
なかなか場所を覚えられず苦戦していたが、とても楽しんでやっていた。
Bくん
一回一回負けないように気合をいれて取り組んでいた。何回かやるうちに、単語の意味が言えるようになった。
Cちゃん
単語の意味を覚えながら取り組んでいた。また、カードに狙いをつけてしっかりと覚えて取り組んでいたので、記憶力も良かった。

総評

評価「★★★★☆」
レベル初級教材(内容次第で学習にも結びつけることができる)

全体的に、ルールも単純で、どの学年でも楽しむことができると思いました。トランプでやるのが一般的だとは思いますが、名刺サイズくらいの紙を用意すれば、それに書き込んで独自の神経衰弱を作り出すことができ、学習へと結びつけることができると思います。

今回は、英単語でやりましたが、英単語と日本語訳を混ぜて広げて、英単語の訳となる日本語カードを取ったら成功といった形式でもできると思います。また、英単語だけでなく、理科の元素記号など、他の教科や科目にも色々と応用することができると思います。

この教材が向いてるタイプ

・すぐに気が散ってしまうタイプゲーム形式でできるので、座学だとすぐに気が散ってしまうようなタイプの子でも最後まで取り組みやすいと思います。
・ゲームなどが好きなタイプみんなで楽しみながら学習することができるので、ゲームが好きなタイプは、やりやすいと思います。

向いていないタイプ

・勝ち負けにこだわりすぎてしまうタイプゲーム形式でやると、多く取った人が勝ちになってしまうので、こだわりすぎてしまうタイプの子は、次から嫌になってしまうかもしれません。

指導のポイント

こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。

勝ち負けにこだわりすぎてしまうタイプ

何人かでゲーム形式でやるのではなく、指導員と一対一でやったりすることが良いと思います。また、自作する場合にカードを一緒に作ってもらうといったことも良いかもしれません。

教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。

効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)

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