オセロ

今回は株式会社メガハウスが販売しているボードゲーム「オフィシャルオセロ」を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。

商品概要

商品名オフィシャルオセロ
発売元株式会社メガハウス
定価4400円
対応学年5歳以上

今から30年以上前、私が小学生の時にやったオセロそのままの姿でかなり感動しました。

造りは良いと思います。

私の周りには比較対象が無いのですが、不満がある点は特に無かったので、、

本体は程良く大きくて、小型盤の狭そうな物よりプレイしやすいと感じましたら。

タイムスリップした様な気持ちで、小学一年生の子供とプレイすると格別に楽しかったです。

Amazonレビュー

“覚えるのは1分、マスターするには一生”というキャッチフレーズで言わずと知れた世界的に有名なボードゲームです。ルールが単純明快であるため、誰でも親しめることができます。

ルールは、最初に黒石と白石を盤の中央に2個ずつ交差するように置いて黒が先手で対局を開始します。次に、必ず相手の石を挟める所にだけ石を置き、挟んだ石を裏返して自分の(色の)石にします。

黒と白が交互に打ち進め、一方が打てる所がない場合はパスとなり、打てるところができるまでもう一方が連続して打ちます。そして、盤面が全部埋まるか、黒白ともに相手の石を挟めなくなった時が対局の終わりで、その時に(自分の色の)石の数が多い方が勝ちとなります。

幼い頃からこのボードゲームを知っており、相手の出方に合わせて柔軟に考える力を養ってほしいと思い、このボードゲームを使うことにしました。

使用レビュー

今回は小学5年生の2人の生徒で使用感を比べてみました。 

対象児童

Aくん 
小学5年生、活発な子であるが、長い時間集中して学習に取り組むことができる。
Bさん
小学5年生、手芸や絵を描くことが好き。マイペースで独自の世界観を持っている。

指導方法

  1. ルールの説明をする。
  2. ルールに乗っ取りゲームを行う。

結果

それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。

Aくん
「ここに置くと、ここしか置けなくなるなるから...」だとか、「やっぱりここに置いたか~!」とつぶやきながら、石を置いていた。考えながら指している様子だった。
Bさん 
相手に合わせて石を置くというよりも、置きたいところに置いている様子だった。角が取れそうなところでも、違う場所に石を置いていた。

総評

評価★★★☆☆
レベルルールが単純でわかりやすいので誰でも取り組めるかと思います。

挟んだ石をひっくり返して色を変えていくときに、他の石を大きくずらしてしまう場面も多く見られました。このことから、指先の微細運動の機能向上に関しても、有効であるように感じられました。

この教材が向いてるタイプ 

・物事を組み立てて考えるタイプ
どこに石を置くかによって、相手がどこに石を置くのか想像することができるので、向いているといえます。 
・集中力が高いタイプ
常に相手の出方を見て、石を置く場所を考えていくので、高い集中力が必要になります。

向いていないタイプ 

・勝ち負けにこだわるタイプ
一手のミスでも形勢が一気に変わってしまうので、勝てないと思ってしまうと投げ出してしまうかもしれません。

指導のポイント

こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。

勝ち負けにこだわるタイプの子の指導 

強い人とチームを組んでみたり、ハンデとして角に石を置いてあげるのもいいかと思います。

教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。

効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)

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