今回は「株式会社すごろくや」が販売しているゲームの「ナンジャモンジャ」を使ったときのレビューを紹介します。
Table of Contents
商品概要
教材名 | ナンジャモンジャ |
発売元 | 株式会社すごろくや |
定価 | 1500円(税込み) |
対応学年 | 小学校低学年~ |
ナンジャモンジャってなに?
ロシア生まれの爆笑カードゲーム
ユーモラスな謎生物『ナンジャモンジャ』の12種類のカードをめくり思い付いた名前をつけ、同じものが出たらその名前ををコールするゲーム。
コールするのが笑ってしまうようなおかしな名前をつけたり、名前を思い出せそうで思い出せなかったりと、4才から大人まで幅広い世代で楽しめる手軽でエキサイティングなカードゲーム。
メーカーより
12種類の奇妙な生物のイラストの描かれたカードが5枚ずつ。
シャッフルしたそれをプレイヤーは順番にめくりながら、初めてみたイラストには、オリジナルの名前を付けます。そして、また同じイラストがでたときに、そのオリジナルの名前を最初に叫んだ人がそのカードを貰えます。
使用レビュー
今回は3人の生徒で使用感を比べてみました。
対象児童
● Aくん 小学校4年生 特徴→負けず嫌いで、勝ち負けにこだわります。 |
● Bくん 高校3年生 特徴→大きな音が苦手。抽象的なことを理解するのが得意ではありません。 |
● Cちゃん 中学2年生 特徴→無口。表情は豊かですが、口にはだしません。 |
使用方法
・ルールの説明をして実際に行います。
結果
それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。
Aくん 同時に名前を言った児童がいた時に、「絶対俺が早かった」と言い張り、じゃんけんで負けると不満そうでした。 |
Bくん 名前を付ける場面では時間がかかる事も多かったですが、早い者勝ちで名前を叫ぶところでは非常に楽しそうにできました。 |
Cくん 名前を叫ぶことは無く、1枚もカードが取れませんでしたが、名前を付けるセンスは素晴らしかったです。 |
総評
評価 | ★★★★☆ |
レベル | 初級教材 |
年齢を問わず楽しめます。
当然、記憶力が良い方が勝負に勝ちやすいですが、このゲームは実は勝敗は重要ではなく、いかにユニークな名前を付けられるかという創造力や珍回答が出た時にみんなで笑顔を見せるコミュニケーションが必要なゲームです。
この教材が向いてるタイプ
・言語表現を広げたいタイプ 自分だけが覚えやすい特徴を言葉にすることで言語センスが磨けます。 |
・想像力豊かなタイプ みんなが楽しめるような名前を付けることがあります。 |
向いていないタイプ
・考えすぎたり、正確な答えがないことを嫌がるタイプ 名前を考える手番が来たときに、いつまでも名前を付けられない場合があります。 |
・勝ち負けにこだわりすぎるタイプ 同時に名前を呼ぶ場合も多々あります。その時に勝ち負けにこだわりすぎるとゲームを楽しめません。 |
・大きな音や声が苦手なタイプ どうしてもゲーム中は盛り上がって大きな声をだすことが多くなります。 |
指導のポイント
こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。
考えすぎたり、正確な答えがないことを嫌がるタイプの子の指導
まずは特徴(連想するもの)を単語一言で言ってみるようにアドバイスします。
勝ち負けにこだわりすぎてしまうタイプの子の指導
初めから、「名前を完全に言い終わる前に別の人が言い始めたら、同時扱い」と決めておき、同時に言った時の勝者の決め方(じゃんけん? 順番?)も決めておきましょう。
教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。
効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)