今回は明日香出版社が出版している中学1年~3年生向け教材の中学3年分の数学が基礎からわかる本(数学)を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。
Table of Contents
商品概要
教材名 | 中学3年分の数学が基礎からわかる本(数学) |
発売元 | 明日香出版社 |
定価 | 1188円(税込み) |
対応学年 | 中学1~3年 |
合理的なカリキュラムと適切な図解により、一気に中学数学が基礎からわかるものです。教科書どおりにすすめるのではなく、学年を越えて関わりのある単元を一気にまとめて学習することで、加速度的に学習をすすめることができます。
ちなみに、私たちは、数学が苦手な子どもたちに数学を覚えてもらうためにこの教材を使うことにしました。
使用レビュー
今回は中学生の2人の生徒で使用感を比べてみました。
対象児童
● Aくん 中学1年生、特徴→すぐに気が散ってしまい、集中力があまり持たないタイプ。 |
● Bくん 中学2年生、特徴→数学が苦手で、以前やったことがなかなか定着しない。 |
指導方法
- 今学習している範囲の該当ページを開く
- 声に出して読んでもらう。
- 途中で出てくる問題を解く。
結果
それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。
Aくん 一つのページの情報量はあまり多くなく、読みやすいため、集中力を切らすことなくこなすことができた。 |
Bちゃん 今やっている範囲を1年生の内容からすぐに繋がって復習できたため、思い出しながらやることができ、今の範囲の内容もつなげて思い出せた。 |
総評
評価 | ★★★★☆ |
レベル | 初級教材 |
全体的に、図解が多く、また、難解な数学を日常生活などに置き換えて説明されているので、わかりやすく数学を教えてくれている印象です。
特に、関連する単元ごとに学習(例:方程式→連立方程式→2次方程式)ができるので、単元のつながりを意識しながら学習することができます。一方問題数は少ないので、しっかりと問題演習したい人には違う教材が良いと思います。
この教材が向いてるタイプ
・集中力があまり持続しないタイプ 文章量が少なく、問題数も多くないので、集中力があまり持続しないタイプの子でもやりやすいと思います。 |
・なかなか学習が定着しないタイプ 関連のある単元ごとに学習できるので、前の学年の復習をしつつ今やっていることの理解も深めることができます。 |
向いていないタイプ
・問題演習を多くやりたい子 問題は少ないので、そういった子には物足りないと思います。 |
指導のポイント
こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。
問題演習を多くやりたい子
この教材内にある問題の数字等を変えながら独自に問題を作成して、解いてもらったらいいと思います。
教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。
効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)