今回は学研教育出版が出版している中学2年~3年生向け教材の「ランク順中学社会科用語750」(社会)を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。
Table of Contents
商品概要
教材名 | 「ランク順中学社会科用語750」(社会) |
発売元 | 学研教育出版 |
定価 | 858円(税込み) |
対応学年 | 中学2~3年 |
全国の最新入試問題データを徹底分析。よく出る地名・人名・用語を、単元ごとに入試に出た順に並べてあるので、効率的に入試対策ができる。重要用語のほか、関連する事項も赤フィルターで確認できる。一問一答形式のアプリつき。
最新入試問題を徹底分析!
★入試に出た用語750をランク順に配列!
入試で問われた社会科用語を集計・分析し,単元別に出たランク順に配列してあるので,効率的な入試対策ができます。
★アプリが無料!
本書で覚えたポイントは,無料で使えるアプリを使って一問一答形式で確認できます。本書での学習に加えてアプリでのトレーニングを行えば,まさに鬼に金棒です。
Gakken出版サイト 商品紹介
入試対策や定期テスト対策でこの教材を使うことにしました。
使用レビュー
今回は中学生の3人の生徒で使用感を比べてみました。
対象児童
● Aちゃん 中学2年生、特徴→社会はやや苦手。暗記がなかなかできない。 |
● Bくん 中学3年生、特徴→たくさんのことを覚えることが苦手。 |
指導方法
- 覚えたいところのページを開く(地理、歴史、公民に分かれている)
- 赤いシートが入っており、それをかぶせたら大事な部分が消えるので、それで文章を読みながら覚える。
- アプリと連携しており、そのアプリからクイズを解いて見る。
結果
それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。
Aちゃん 定期テストに向けての学習で使用。覚えるべき用語と関連する用語を知ることができた。また、アプリのクイズを一生懸命やっていた。 |
Bくん 定期テスト対策並びに入試に向けての学習で使用。用語を覚えることがそれなりにできたが、書くことが不安になってしまったので、書く練習も取り入れた。 |
総評
評価 | ★★★★☆ |
レベル | 中級教材(テスト前の復習に良い) |
全体的に、小さめの本のため、あまり構えることなく使用できそうでした。そのため生徒も抵抗なくできると思います。大事な部分は赤く書いてあり、赤いシートが付属されているので、重要な単語や覚えたい単語のちょっとした復習に最適だと思います。
また、アプリがあって、そのなかでクイズが出されるので、楽しみながら覚えることができると思います。一方、記述式の問題のような練習はあまりできないので、そういった問題は別の教材で補ったほうがいいと思います。
この教材が向いてるタイプ
・視覚的に覚えることが得意なタイプ 一つひとつの用語に分類されていて、それに関する用語がまとめられているので、視覚的に覚えることが得意なタイプはやりやすいと思います。 |
・すぐに気が散ってしまうタイプ 出てくる用語は多量ではなく、またアプリで5問程度ずつ学習できるので、短時間の学習に向いています。 |
向いていないタイプ
・記述式の問題をしっかりやりたいタイプ 基本的に読んで覚えたり、アプリでも選択肢で解く問題をこなすので、記述式の問題等の練習には難しいです |
指導のポイント
こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。
記述式の問題をしっかりやりたいタイプの子の指導
メインで覚える用語の部分で、関連する用語や解説が書いてあるので、その部分を隠して、別の用紙に書いてもらうと良いと思います。
また、その中で、覚えておいたほうが良い単語(赤文字になっている)を、「この用語を用いて書きましょう」のような形で出してみるのも良いと思います。
教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。
効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)