中学校3年間の英単語が1カ月で1000語覚えられる本

今回はかんき出版が出版している中学1年~3年生向け教材の中学校3年間の英単語が1カ月で1000語覚えられる本」(英語)を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。

商品概要

教材名中学校3年間の英単語が1カ月で1000語覚えられる本(英語)
発売元かんき出版
定価1320円(税込み)
対応学年中学1~3年

●『1冊でしっかりわかる』シリーズ

累計100万部突破!

「見やすいページとわかりやすい解説で苦手をゼロに!」をモットーに、小学生から大人の学び直しまで、幅広く支持されるロングセラーのシリーズ。

各教科の大切なポイントをギュッと凝縮しているので、ぶ厚い参考書で挫折をしてしまった人にも、忙しくてなかなか時間が取れない人にも、自信を持ってオススメします。

出版社紹介

相変わらず関先生の説明はわかりやすく、やる気がでます。

この本の公式の使い方として、マークシートの様にチェックを入れるタイプなのでKindleだとそれが出来きません。書籍での購入をおすすめします。その点の説明をしてほしかったです。その点でマイナス☆1つとさせて頂きました。

Amazonレビュー

本書が推奨する方。これから習う単語も含めて、1カ月で英単語を覚えたい中1・中2生。高校入試の1カ月で英単語をチェックしたい中3生。各種試験、検定、テスト前の1カ月で単語力をつけたい中1・中2生。中学校の英単語に自信がない高校生。中学英語のやり直しとして、英単語も復習したい大学生・社会人の方。

高校入試の最後の仕上げと高校生の英語のやり直しとして英単語に不安のある中学3年生と高校1年生にこの教材を使うことにしました。

使用レビュー

今回は中学3年生と高校1年生の2人の生徒で使用感を比べてみました。

対象児童

●Aくん
中学3年生、特徴→県内の上位の県立高校を志望している。英語は長文読解の単語が読めずに困っている。
●Bくん
高校1年生、特徴→中学校で習った英語に対して拒否感が強い。単語・文法ともに苦手。

指導方法

  1. 本書にある通りの方法で、該当ページの単語を覚えてもらう。
  2. 覚えた単語のチェック問題を解いてもらう。
  3. チェック問題の間違ったところを、もう1度解いてもらう。

結果

それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。

Aくん
ほぼ100パーセント単語を覚えたころ、県立高校の問題を解かせると長文読解で点数を落とすことが少なくなった。
Bくん
本書の通りうろ覚えでも良いので1日に200個ペースで単語を覚えるということを繰り返しているうちに英語が得意になった。

総評

評価★★★★☆
レベル初級~上級教材(中学の英単語を何とかしたいと思っている人すべてに推奨できます。)

本書の特長としてあげられるのが、英単語の効率的な覚え方が10ページ程にわたって書いてあることです。書かれてあることをすべて実行できれば中学生で習う英単語を1カ月で1000語覚えることも可能だと思われます。また、単語の訳語を出来るだけ1つに絞るなど覚える負担を軽くする工夫もなされています。

この教材が向いてるタイプ 

・中学校の英単語を短期間で何とかして覚えたいすべての人
本書の覚え方を実行できれば、1カ月で1000語覚えることも可能だと思われます。覚え方の指示が細かく出ており、その通りにやっていけば良いので安心して取り組めます。

取組み方に工夫が必要なタイプ

・一度にたくさんのことを覚えるのが苦手タイプ
1か月で1000語と数に圧倒されてしまう子には使用の際に工夫が必要です。

指導のポイント

こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。

一度にたくさんのことを覚えるのが苦手タイプ

本書は、一日トータル2時間で200語を覚えることを推奨しています。しかし、2時間ずっと集中してという事は難しいので、一日10個ずつなど覚える量を細分化するのもいいと思います。

本書は中学の大切な英単語を凝縮しているので、1か月で取り組み終わらなくても少しずつ取り組むことで単語力を高めることができます。

教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。

効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)

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