今回は「Gakken」が出版している小学5年向け教材の「小5英語をひとつひとつわかりやすく」(英語)を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。
Table of Contents
商品概要
教材名 | 小5英語をひとつひとつわかりやすく(英語) |
発売元 | Gakken |
定 価 | 1100円(税込み) |
対応学年 | 小学5年~ |
参考書がはじめての人も、勉強が苦手な人でも大丈夫。難しい用語を使わず、わかりやすい文章と図解で解説しています。「ひとつひとつなら、続けられる」とたくさんのうれしいお声をいただいた、自慢のベストセラーです。
編集部コメント
使用レビュー
今回は5年生の生徒で使用感を比べてみました。
対象児童
● Aくん 学力が低いわけではないのですが、勉強嫌いで、なかなか学習に取り組めません。「こんなのできない」が口癖です。 |
指導方法
1、1回の来所で1単元(見開き2ページずつ)行う。
2、アイパッドを使って、音声再生アプリで、その単元の音声を聞く。
3、再度聞きながら、発音してみる。
4、テキスト内の筆記問題や書き写しを行う。
結果
Aくん 同じ時間帯で他の科目もいくつか行いますが、まずは英語に取り組みます。 最初はただ、聞いているだけなので、やる気がでなくても学習に入りやすいようです。 |
総評
評価 | ★★★★★ |
レベル | 初級教材 |
全体的にイラストが多く、聞いたり、発音したりする内容がメインです。筆記は少なめです。実際の生活に沿った内容で、身近な英単語を覚えられます。
この教材が向いてるタイプ
・イラストから記憶するタイプ イラストが多いので、イメージとしての印象が残りやすく、向いていると言えます。 |
・学習を始めるのに時間がかかるタイプ 学習というよりも最初はただ、音声を聞いているだけでもいいので、学習の取り掛かりになりやすいです。 |
向いていないタイプ
・発声や聞き取りすることが苦手なタイプ 書き問題が少ないので、発声や聞き取りが苦手だとほとんど使用できないかもしれません。 |
・気が散ってしまうタイプ 視界に入るものが多いので、情報の整理が不得意なタイプは気が散ってしまう可能性もあります。 |
指導のポイント
こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。
発声することが苦手なタイプの子の指導
まずは、ひたすら英語の発音に耳で触れるだけでも勉強になります。
視覚情報が多いと気が散ってしまうタイプの子の指導
カラーイラストが豊富すぎるので、一度、白黒コピーしてみてください。その際、なぞり書きの文字が消えてしまう場合があるので、濃度は濃いめに。
教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。
効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)