はぁっていうゲーム

今回は幻冬舎が出版している全学年向け教材の「はぁっていうゲーム」を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。

商品概要

教材名はぁっていうゲーム
発売元幻冬舎
定価1760円(税込み)
対応学年全学年

テレビゲーム「ぷよぷよ」の開発者が考案した、演技力が試されるパーティーゲーム!

今言った「はぁ」は、なんの「はぁ」?

感心の 「はぁ」、怒りの「はぁ」、失恋の「はぁ」・・・etc.

「はぁって言うゲーム」は与えられたお題に対して、各プレイヤーが割り当てられたシチュエーションを“声と表情だけ”で演技し、当て合うゲーム。

ゲーム内容は、例えば引いたお題カードが「はぁ」だった場合、【怒りの「はぁ」】【とぼけの「はぁ」】【感心の「はぁ」】など各プレイヤーに異なるシチュエーションが割り振られ、身振り手振りを使わずに“声”と“表情”だけで表現し、お互いにどのお題を演じているか当て合うというもの。お題は「はぁ」の他にも「えー」「なんで」「うん」といったシンプルな一言の他に、セリフのない「寝顔」「ウィンク」などの仕草や、「早口言葉」「自己紹介」といった変化球のものまで、全部で30種類を収録。

※本商品は、米光一成氏が2017年5月に発表した『はぁって言うゲーム』及び「JELLY JELLY GAMES」版『ベストアクト』に、新しいお題を加えて再構成した新版です。

商品紹介

ちなみに、私たちは、楽しみながらコミュニケーション能力を養うためにこの教材を使うことにしました。

使用レビュー

今回は中学生の3人の生徒で使用感を比べてみました。 

対象児童

●       Aちゃん
中学1年生、特徴→話をすることが好きなタイプ
●       Bちゃん
中学1年生、特徴→人前で話したり発表したりすることが苦手なタイプ
●       Cちゃん
中学2年生、特徴→物静かなタイプ

指導方法

1.  お題となる単語(はぁ、やばい等)のカードを選ぶ。

2.  一人ひとりカードをひいて、指定されたシチュエーションで、お題となる単語を、表情と発声のみで伝える。

3.      誰がどのシチュエーションで読んだかを当てる。

結果

それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。

Aちゃん
一番元気にゲームを楽しんでいたが、表情等の使い分けはあまりできていなかった。
Bちゃん
自分の発表の際は、恥ずかしさが出てしまっていた。他の人を当てることは楽しそうだった。
Cちゃん
一生懸命伝えようと頑張っていた。

総評

はぁ1
評価★★★☆☆
レベル初級教材(みんなで楽しむ用の教材)

全体的に、複数人で楽しくコミュニケーションを取るためのゲームができるものでした。同じ言葉でも、そのシチュエーションを想定して発音することで、相手に伝えようとする力や、相手のことを読み取ろうとする力が養われると思います。一方、人前で発声することになるので、極度に緊張してしまうような人は慣れるまでに時間がかかってしまうかもしれません。

この教材が向いてるタイプ

・ゲーム等が好きなタイプ
みんなでワイワイ楽しめるようなものなので、ゲーム等が好きな子はとても楽しめると思います。
・人前での発表が苦手な子
人前で発表するような場面が多いので、その部分を養うことができると思います。

向いていないタイプ

・ルールを理解することが難しいタイプ
必要最低限のことしか話さないようなルールなので、それを守ることが難しいような子は、みんなと一緒にやることは難しいかもしれません。

指導のポイント

こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。

ルールを理解することが難しいタイプの指導

講師と一緒にチームになって、発声したり他の人の予想をしたりするのもいいかと思います。

教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。

効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)

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