心理学で学んだこと

記事を執筆する中で「心理学をもっと知りたい」という声をいただきました。
心理学はとっても広い学問なので、全てをお伝えするのは難しいので、
特に実用的で尚且つ大学で叩き込まれたことを共有したいと思います!

心理学はとっても広い

この記事では心理士になるべく、心理学を学ぶ上で授業で何度も何度も叩き込まれたことを共有したいいきます。また、私は台湾の心理学部を卒業したので、台湾の大学で学んできたことを共有していきます!

心理学は、幼少期から老後までの心理的な発達を学ぶ発達心理学、人間がどのように五感を感じ取っているか、記憶のメカニズムがどうなっているのかを理解する認知心理学、社会での人と人とのコミュニケーションの成り立ちを学ぶ社会心理学、そして生きていく上での不適応や不快感と向き合い、問題解消と向き合う臨床心理学…ととても広い学問です!そして今回は心理学のなかでも「臨床心理学」をメインとしています。

臨床心理学とは、心理師が実際に患者さんに接する際に用いられる心理学です。心理のプロ達が人と接する際に使われる学問なので、職場や夫婦関係、また子供たちと接するなかでも応用されて、役に立てるのを期待しております!

それでは実際にカウンセリングの基礎「共感」から見ていきたいと思います。

共感

woman and man holding hands

共感ができていれば臨床心理学の基礎は完成したも同然です。教科書を参考にして共感を言語化すると、「相手はこのように感じているのだろうか」とたゆまぬ理解に努めることだそうです。

とっても簡単に言えば「相手の立場になって考えるのをひたすらに頑張る」です。共感なんて少しお堅いことば使ってますが、実際には生活でとても身近なものです。

また、放デイなどの支援の場で共感を実践する際には「そうなんだね」と相槌をうつだけではなく、感情を表す言葉を使うようにしています。放課後デイでの一コマを例に見てみたいと思います。

生徒🐣「今日体育で授業の始めに校庭3周もさせられて本当最悪だった!」

わたし「やば、それは辛いね」や「それはキツかったね

とそのときに相手が感じたであろう感情を代言します。このように感情を代言することで、自分のことを理解してくれていると感じてもらい、信頼関係の形成の第一歩になります。

相手の話を要約してオウム返し

私は最初この「要約オウム返し」の手法を学んだ際の最初の反応は、「え、話を繰り返されてウザくないんかな?」って思ってました。正直に言うと、常にやってるとウザくなります。

ですが、適した場面で使うからこそ効果が表れるのです!

その適した場面というのは、「相手の話がまとまってないとき」「相手が自分でも状況を把握できてないとき」です。

話がやたらと長くなるのは、話している当人も頭の中で整理できていない状態だからです。だからこそ、一歩引いた目線で客観的に話を聞いて、まとまった情報を提供することで、当事者の頭の中を整理できるように促すのです。

例を挙げて見てみましょう。

ポイントとしては要約+感情の代言が一番の理想です。また、とても悩んでいる方の話を聞く場合にはとても有効になります。物事を客観的に見れないために、悩みというのはドツボにハマります。

人は感情を伴うので主観的になると混乱します。だからこそ第三者の客観的な目線があることで、頭の中が整理されやすくなるのです。

「なんで?」をつけて質問しない

相手をより理解するために質問を投げかける際に「なんで?」をついつい使いたくなってしまいますが、実はあまり良くないとされています。

良くないとされているのは、「なんで?」は責めているように聞こえる口調だからです。同じ内容で比較して見てみましょう。

「なんで」を使った方は、表情と裏腹に責めてるように聞こえませんか?

本当に些細な差なのですが実際に「なんで?」を使って聞いてしまうと黙ってしまう生徒が多いです。ですので、「なんで?」を使いたくなった際には「どうして?」「どうやって」といった手法に焦点を向けて聞くようにしています。

そうすることによって子供たちは素直に話してくれるようになり、嘘をつくことが減ることが期待できます。

相手よりも先に悩みの答えを出さない

「アドバイスしない」は学んだ当初は正直めちゃくちゃ戸惑いました。「え、私の仕事ってなくなっちゃわない?」とすら思いましたもん。

今では「先に答えを出さない重要性」が理解できます。というのも、治療者は相手の人生の舵は他者取らない方が良いです。決定権は自分で握った方が納得いきますよね。

また、相手の悩みや状況の把握が不十分だったのにも関わらず助言してしまうと、「いや、全然分かってないじゃん、そうじゃないんだよ」と思われてしまい、信頼関係が崩れる可能性があります。

助言して事が上手くいかなかった場合、「あんたの言う通りにしたのに失敗したじゃん」と責任転嫁されることもあります。

そして、私が実際に多かったのは、常に悩みを解決してしまうと自分で問題を解決しようとし無くなることです。急を要する場合は勿論悩みを解決することは必要なことですが、長期的に見た場合ですと、自分で考えようとしなくなるので健康的な状態とは呼べません。

答えが分かっているのに助言しないのは本当にムズムズすることですが、私たちが行うべきなのは、手を引っ張って進ませることではなくて、自分の足で歩んでもらうことなのです。

まとめ

・共感:同意と感情の代言

・相手の話を要約してオウム返し:客観的に物事を捉えられるようにするため

・「なんで?」をつけて質問しない:責めているように聞こえるので言葉を代える

・相手より先に悩みの答えを出さない:答えに自分でたどり着けるように支援する

これらのことは心理士になるうえで何度も授業中に叩き込まれました。生活のなかに応用できるもの、知識として持っていると役に立つものとがあったら幸いです。

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