勉強のやる気が続く動機づけ

ご褒美無しでもやる気があったことに対して、ご褒美をを与えられてしまうと、逆にやる気がなくなることも心理学的に分かってるんですって!

今回は、子供たちのやる気を引き出すだけでなく、「やる気を継続させる」テクニックを紹介したいと思います!常に報酬を準備し続けることもできませんものね。自立性を育むヒントになれたら幸いです!

やる気が続く動機とやる気に繋がらない動機?

pink petaled flower on book

子供たちのやる気を出すよう促すためには、ポイントを集めることによって景品と交換するご褒美釣り作戦が有名ですよね。

また、ご褒美釣り作戦を実践したことがある方は、「最初は上手くいったのに徐々にご褒美に釣られなくなった」もしくは、「ご褒美で釣ろうとしても全然やる気を出してくれない」といった経験もあるかと思います。

一番の原因としては、ご褒美と努力とを天秤にかけたとき挫折感が勝って頑張ろうとしないのが考えられますよね。

ですがそんなのはみんな知っていてつまらないですし、対策法としては、与えられた課題を細分化してできた!を積み重ねるシェイピング法勉強が嫌いになってしまう心理学的理由もお時間があれば参考にしてみてください)が有効でした。

シェイピング法については、他の記事で紹介してしまったので、今回はまた別の角度で有名な実験をつかって紹介していきたいとおもいます。

このやる気が起きるの心理は勉強だけでなく、他のことにも応用することが可能です。部活やクラブ活動、苦手な片付けにも応用できるので実践してみてください!

ご褒美で釣る:外発的動機づけ

red and white floral gift boxes

ご褒美が与えられることによってやる気が出ることを心理学の用語で「外発的動機づけ」と呼びます。このご褒美にはプレゼントだけでなく、「頑張ったね」や「よくできたね」といった励ましの言葉も含みます。

教育現場において小学校低学年までは外発的動機づけが特に必要といわれています。というのも、幼い間は長い将来を見据えて、今勉強しなきゃいけないんだ!なんて考えることは難しいからです。

私の母も「子供の頃にもう少し勉強を頑張ればよかった」と後悔していました。大人になれば勉強の必要性は分かるのですが、子供たちに今それを理解してもらうのは難しいです。

だからこそ、大人たちは子供たちの好きなものをエサに勉強に取り組んでもらうように促す必要があります。

ご褒美なしで取り組める:内発的動機づけ

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外発的な動機付けが、自分以外の周囲の環境から報酬が与えられることによってモチベーションになる事に対して、内発的動機付けは「できるようになりたい!」や「知りたい!」といった賞や報酬のご褒美に依存しない動機付けになります。

外発的動機付けと内発的動機づけ、どちらがより長くモチベーションになるかというと、内発的動機付けです。「勉強をやれやれと言われて嫌々勉強するの(外発的)」と、「勉強楽しいひゃっほーい(内発的)」と勉強するのとでは、そりゃ「勉強楽しい!!!(内発的)」と感じるほうが頑張り続けることができますよね。

だからこそ、勉強を教える立場にある大人たちは外発的な動機(報酬が必要)から内発的な動機(報酬は必要無い)に移行していくことが目標になっていきます。人間の欲求の中には知る欲求も存在します。その欲求を上手く刺激し、知ること学ぶことの楽しさを共有していくのが重要になります。

努力と報酬が見合わないことで起こる葛藤:認知的不協和理論

man holding his head while sitting on chair near computer desk

少し不思議な心理学の実験を紹介します。

報酬は大きければ大きいほど人の行動は変えられると考えられていたのですが、報酬が少ないほうがむしろ人の信念や行動を変化させられることが分かった実験です。

それが、「1ドルの報酬実験」です。

実験参加者に一時間退屈な作業をしてもらいます。一つのグループには報酬として20ドル(2000円)を与え、もう一方は1ドル(100円)を報酬として渡し感想を聞いたところ、1ドルを渡した方のグループのほうが満足度が高いという結果になったのです。

200ドルを渡されたほうが満足度が高くなりそうですが、どのような心理が働いて1ドルを貰ったグループの満足度が高くなったのでしょう。

それは、矛盾によって生じる不快な状態を低減するため、矛盾のない状態にするために認知を変える心理が働くことが分かっています。なんか難しいこと言ってますね。要は矛盾状態を軽減させるために、自分の中で言い訳を作るのです。

200ドルをもらったグループでは、「つまらなかったけど、そのつまらなかったのに見合った報酬が貰えた」と心理的矛盾は生じません。それに対して、1ドルをもらったグループでは「つまらなかったし貰えた報酬は少なかったけど、良い経験ができた」と自分を説得させる言い訳を自分につくのです。

では、これがどのように外発的動機づけと組み合わせられるかというと、過度に大きな報酬を与えてしまうと逆にやる気をそいでしまうといえることが分かります。

まとめ

「ご褒美があるから頑張る」は長続きせず、「自分がやりたいからやる」においては頑張る気持ちが長続きします。

何事においても自発性に勝るものはありませんよね!周囲に「あれやりなさい」、「これやりなさい」といわれることほどやりたくないものです。

だからこそ、「知ること、学ぶ楽しさ」を重点に置いて授業を行っています。

いかがだったでしょうか?「頑張ったときに与えるご褒美」の参考にされば幸いです。それではまた🦉!

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