【間違った勉強法】勉強方法を改善して成績アップ!

今回はやりがちだけど、良くない勉強方法について紹介します!

成績が上がらない原因

boy in black hoodie sitting on chair

放課後等デイサービスで学習支援をする前は学習塾で塾講師をしていました。勉強が得意な子、苦手な子、勉強しているのになかなか成績が上がらない子と様々な性格と学力の生徒達らに勉強を教えてきました。

成績が上がらない一番の理由は「勉強時間を確保していない」ことが理由に挙げられます。そりゃそうですよね、授業で内容を聞いただけで理解できる人などそうは居ません。大抵の人は何度も反復練習が必要です。

小学生であれば宿題以外に1時間中学生であれば宿題以外に少なくとも1時間以上は学習時間を確保が必要とのことです。

ある中学生の学年上位の生徒は、受験生でもないにも関わらず、塾に通う以前から毎日3時間は勉強していました。このことからも勉強は反復練習が重要なことが分かると思います。大抵の頭の良い生徒らは努力する才能があるため、成績が良いです。

では、「勉強時間を増やすだけ」で良いかというと、そうではありません。誤った勉強法をしている生徒は成績が上がりません。(あと机には向かってるけど、ケータイばっかいじってても成績上がらないですよ!)

また他にも、「勉強しているのに成績が全然上がらないんです」という生徒に今まで何人にも出会ってきました。そんな子たちは大抵が以下のような方法で勉強しています。

勉強の様子を覗かせてもらうと、「丸付けは最後にまとめてする」、「解説は読まない」、「教科書を写すだけのノート作り」、「単語や漢字練習は繰り返して書く“だけ”」とそりゃあ成績上がらないよね、という方法ばかりでした。

「あ、うちの子同じような方法で勉強している」と思った保護者の方もいらっしゃるかと思います。それでは以下ではまず勉強の本質を説明していきたいと思います。勉強の本質が分かれば作業や誤った勉強方法は圧倒的に減らすことができます!

「作業だけで終わり」は勉強になっていない

pink petaled flower on book

結論から申し上げますと、定着していな状態で終わらせることを作業、自力で解答に辿り着けるようになるまで作業を繰り返すことを勉強といいます。

定着しているかどうかについてもう少し詳しく説明すると、

自分の言葉で説明できる、もしくはヒント無しで自力で解答に辿り着ける場合は定着している。自分の言葉で説明できない、ヒント無しでは解答には辿り着けない場合は定着していないということができます。

子どもたちがテストを受けるときには、私たち講師や教師、保護者の方が隣に居てヒントを出すことはできません。だからこそ、自力で解答を導き出すことができなければ、テストで点数化することはできません。よって、「定着していない」ということができます。

まとめますと、

ヒント無しで正解を再現出来ないままでいる場合は作業です。対して、ヒント無しであっても正解の解答を自力で導き出せる場合は勉強。ということになります。

そして、勉強の本質は、今までできなかったことができるようになることです。そのうえで、やってしまいがちな良くない勉強方法をいくつか紹介したいと思います。

「失敗は成功の基」といいますが、人は成功からは何も学びません。失敗からしか学ぶことが出来ないのです。だからこそ良くない例を確認することで、成績アップにつなげてください!

良くない勉強法其の一:出来る問題を何度も解く

woman holding book

気持ちはめっちゃよく分かりますよ!

出来る問題を解くほうが達成感もありますし、楽しいですよね!

けど、勉強の本質の「今までできなかったことをできるようにする」に反した勉強方法になってしまうんです。国社数理英の5教科と、かなり広い範囲のものを日々学び続けます。学習量に対して自由に使える時間は少ないですよね。だからこそ、時間は有効的に使いましょう。

「そんなこといったって、苦手な内容を解くのは嫌だよ」と考える生徒が多いかと思います。そんな場合は1問でもいいので取り組んでみましょう。1問だけならストレスは大きくないはずです。もしくは、「解き方が分からないから苦手」という場合は、勉強のできる友達や、学校の先生、もしくは塾の先生に質問しましょう。

バツだったものが、マルになったことによって点数は上がります。限られた時間のなかで成績をアップさせるためにも、苦手潰しをしましょう!

良くない勉強法其の二:最後にまとめて丸付け

white sheep on white surface

これも自習の様子を見ているとよく見られる光景です。気持ちはすごくよく分かるんですよね!

だって、まとめて丸付けしたほうが頑張ったのが目に見えるから楽しいんですよね!

ですが、まとめて丸付けをしてしまうと丸付け自体が目的になってしまうんです。

それがなぜいけないかというと、丸付けの本来の目的は「出来ることを出来ないことを見つけること」です。

勉強の本質は「今までできなかったことをできるようにすること」ですよね。だからこそ、丸付けの過程で出来ないことを見つけることがとても大切なんです!

出来ないところが分からないと、バツからマルにすることもできませんからね!

また、「出来ない所発見🔍!」で終わらせてしまうのも良くありません。出来ない所を発見🔍したら、必ず解答解説を読んで納得いくまで理解してください。納得することで、同じ解答が再現できるようになります。

解説がよく分からない、納得いかない場合は周りの人に質問しましょう!

また、見開き1ページが解き終わったら丸付けすることをおススメします📖

見開き1ページほどでしたら、解説を読む量は多くなりすぎません。ですので、解説を読むストレスも小さいかと思います。

小まめに丸付け→解説理解→解答の再現、これらを繰り返すことで出来なかったことから出来ることが増え、結果として成績アップにつながります!

良くない勉強法其の三:答えを写す“だけ”

person writing on white paper

夏休みや冬休みが終わる直前だったら仕方ないですね。時には答えを写すだけで、しのがないといけないこともあります。私も高校生のときは解き方が分からな過ぎて答え丸写ししたこともあります📚。

と、反面教師なところもありますが、答えを写すこと自体は悪いことではありません。

漢字や地理歴史、理科等の暗記系は覚えてなきゃ書けないことが多いです。

そんなときはもう答え見ましょう!答えが空から降ってくることはそうありません!

答えを写した後がとても大切になります。解説を読みましょう!!!!!

解説を読んで納得もいったら、もう一度解いてみましょう!

理解しただけでは、自分で解答を再現できないこともあります。テストの採点者は理解できているだけではマルはくれません。正しい解答を書いてあるときにマルをくれるのです。

だからこそ、正しい解答が実際に書けるかをもう一度確認することが重要です。

「答えを写すだけ」と似たような勉強法のなかに、「まとめノートを作る」という方法があります。このことに関する私の考えを述べたいと思います。

私、考えとしましては「まとめノートを作る以外に勉強時間を十分に確保して、複雑な内容を理解しようとしているのであればOKです👌」ただ、単元テスト直前になって時間も無いのに丁寧にまとめートを作っている場合は、「テスト範囲のワーク解きな!」と声を掛けます。

というのも、歴史など特に暗記科目はとても複雑でワークだけでは前後関係を理解するのは難しい場合があります。まとめノートでアウトプット(書き出す)ことで歴史一つ一つの繋がりを理解することができれば良いことだと思います。ただ、基本的にまとめノートを作ると時間がかかってしまうので、単元や中間期末テスト直前はおすすめしません。

いずれにしても、本質は「理解し、納得して、テストで正しい解答を書く」ための勉強です。分からないを放置せず、解答解説をよく読み正しい解答を書けるように練習しましょう!

まとめ

良くない勉強法を見つけ、より良い勉強法で勉強することによって得られた効果を最後に紹介したいと思います!

彼女はよく「勉強しているのに成績が上がらない」と嘆いている生徒でした。彼女の勉強法を覗いてみると、典型的な上記の間違った勉強方法をする生徒だったのです。

丸付けをこまめにしない、解答も読まないため、「理解しているつもり」だけで自分がどこが苦手で、何が出来るのかも分からない状態でした。苦手が分からないのであれば、何を勉強すべきかも分かりません。

そして、彼女に勉強の基本は「出来なかったことを出来るようにすること」と勉強の本質を指導するようになってからは自分の出来ないを把握できるようなっていったのです!👏苦手であったり、解説が納得いかない問題は積極的に講師に質問するようになりました。また、復習が必要な問題には自主的に付箋を張って、復習をする姿が見れれるようになりました。

成績としては、勉強法に加え彼女の日頃の努力によるものですが、中間期末で50点アップしました👏👏👏

自分の出来ないを把握し、出来るようになるためには何が必要かを考えられるようになった彼女はもう心配はありませんね!きっとこれからもマルを量産していくことでしょう!

いかがだったでしょうか?良くない勉強法で思い当たる節がある方もいるかもしれません。そんな方は勉強方法を改善して、成績アップにつなげてください!以上フクちゃんでした🦉!

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