たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ

今回は株式会社クラグラが販売しているカードゲーム「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ」を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。

商品概要

商品名たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。
発売元株式会社クラグラ
定価3400円(メーカー希望)
対応学年13歳以上

複数人でプレイ出来る、楽しいゲームがしたくて購入しました。

ボドゲ初心者3人でプレイしましたが、飽きることなくずっと爆笑しながら6時間もやってしまいました…!

センスとカードの運だけで競えるので、初心者でも楽しくプレイ出来るのが最高です。

最初は時間制限に焦ったり羞恥心もありますが、回数を重ねるごとに短い時間ですごいプロポーズが考えられるようになり、笑いながら頭の体操にもなる気がします。

指輪を無くさないようにだけ注意が必要です。

初めてのボードゲームをこちらにして本当に良かったです。

amazonレビュー
たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。の遊び方紹介

文章を作ることが苦手な生徒と一緒に楽しく文章を作る事ができるカードゲームです。手札となる言葉のカードがランダムな為、1ゲームごとに楽しく文章を完がることができます。

ルールは、色がついた常時使える6枚のカードと山札から引いてくる6枚を使って時間内にプロポーズの言葉を作るゲームです。各プレイヤーは指輪を3つ持っており、毎ゲーム親と呼ばれるプレイヤーにプロポーズをし、一番心に響いた人の指輪を受け取ります。そして指輪が先に3つなくなった人が勝ちのゲームです。

ちなみに、私たちは「YouTubeにてこのゲームを知り、言葉遊びの楽しさを感じてもらいたい」と思い、このカードゲームを使うことにしました。

使用レビュー

今回は「小、中年生」の「3人」の生徒で使用感を比べてみました。 

対象児童

  • Aくん

「中学3年生 ゲーム等への対応力が高く、うまくなろうとする意識が高い」

  • Bくん

「小学6年生 はずかしがり屋さん。マイペースな性格。」

  • Cくん

「中学3年生 療育手帳あり。何にでも興味を示す。」

指導方法

  1. 「ルールの説明をする」
  2. 時間を図らずテストプレイを行う。
  3. ルールに乗っ取りゲームを行う。

結果

それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。

Aちゃん
カードの組み合わせによる言葉遊びを堪能できた様子。また一緒に行った指導員と言葉の意味を考える姿が見られた。
Bちゃん
プロポーズとのことで恥ずかしがってしまい、始めはなかなか文章を作ることができなかった。しかし回数を重ねるごとに楽しくなっていき、自分でいろいろ文章を作っていくことができた。
Cくん
山札から引いてきたカードの言葉の意味が分からず、文章を作ることが難しかった。

総評

評価「★★★☆☆」
レベル「カードの言葉の意味が分かってからが楽しくなってくる。(状況に応じて言葉の説明が必要と思われる)」

全体を通して、文章を作る楽しさは感じることができたと思います。また、プロポーズというシチュエーションのため恥ずかしいながらも真剣に表現しようとする様子も見られました。

この教材が向いてるタイプ 

・ゲームを楽しめるタイプ
試行錯誤しながら勝つための文章を考えて行えると思います。
・コミュニケーションをとるのが好きなタイプ
他のプレイヤーとたくさんの表現を楽しめると思います。

向いていないタイプ 

・物静かなタイプ
プロポーズの言葉を作るゲームとのことで恥ずかしく、拒否感が出てしまうかもしれません。
・整理が苦手タイプ
時間内という条件の中で文章を作るのは少し大変だと思います。最初は時間を設けず、支援員と一緒にカードを整理するところから行うと良いかもしれません。

指導のポイント

こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。

物静かなタイプの子の指導 

ゲームとして行うのではなく、山札を合わせて指導員と一緒に文書を作る支援を行うと良いと思います。また言葉を組み合わせていく中でどのように伝わるか一緒に考えていくのも良いと思います。

整理が苦手なタイプの子の指導

最初は時間を設けず、支援員と一緒にカードを整理するところから行うと良いかもしれません。慣れてきたら時間を多めにとってゲームを行えればと思います。

教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。

効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)

関連記事