今回は旺文社が出版している中学1年~3年生向け教材の「高校入試出る順ターゲット中学英熟語400」(英語)を使った指導方法と、使ったときのレビューを紹介します。
Table of Contents
商品概要
教材名 | 「高校入試出る順ターゲット中学英熟語400」(英語) |
発売元 | 旺文社 |
定価 | 704円(税込み) |
対応学年 | 中学1~3年 |
高校入試によくでる英熟語がしっかりと身につく本です。 「でる順」「レベル別構成」「詳しい解説」といったこれまでの良いところは残しながらも、
場面別の「会話表現編」、直前暗記に役立つ「グルーピングチェック編」など、熟語学習をより深める内容に改訂しました。
また今回から、英検によくでる見出し語にアイコンがつき、入試から英検受験まで幅広く使える一冊になりました。
さらに、全ページオールカラー・見開きで見やすい熟語の配置など、より学習しやすい紙面・レイアウトにもなっています。 ぜひこの本を使って、高校入試合格に向けてがんばってください!
出版社コメント
レベル分けされていて、勉強の目標設定しやすいです。中学生に買いました。時間があまった時に少し読んだりしていた程度ですが、例文もあり、良書だと思います。
Amazonレビュー
英語の空語補充の問題だけでなく、英語の長文の問題を解く際に、読みやすくなるようにこの教材を使うことにしました。
使用レビュー
今回は中学生の3人の生徒で使用感を比べてみました。
対象児童
● Aちゃん 中学2年生、特徴→真面目なタイプだが、学習がなかなか定着しないタイプ。 |
● Bちゃん 中学2年生、特徴→英語に苦手意識がある子。 |
● Cくん 中学3年生、特徴→物静かな子。1年生の内容から復習が必要なタイプ。 |
指導方法
1. 本教材がレベル順にインデックスされており、そのレベルに応じて読む。
2. 熟語を発音しながら読む。
3. 基本文や使い方、応用もあるので続けて読む。
4. 本書専用のアプリもあり、基本文など音声で読んでくれるので、それを聞く。
結果
それぞれの子に使ってみた感じをまとめました。
Aちゃん 付属の赤シートで日本語訳を隠しながらやった。はじめはほとんどわからなかったが、何度か繰り返すうちにわかってくるようになった。 |
Bちゃん 英語の苦手意識の一つとして発音の仕方や読み方がわからないということも合ったので、アプリで聞きながら発音のしかたなど少しわかったようだった。 |
Cくん 入試の過去問を使って学習している途中で、出てきた英熟語などを参照しながら本教材を使って使い方の復習などできた。 |
総評
評価 | ★★★★☆ |
レベル | 中級教材(テストや入試の対策に向けて使える) |
全体的に、頻出する熟語のレベルごとに分かれていて、英語の熟語理解にわかりやすい教材だと思います。特にアプリと提携して、発音を聞くことができる部分や、基本文と応用文があって様々なタイプの文章に触れ合うことができます。また、教材自体のサイズは小さめかつ薄めであるので、比較的取り組みやすい教材だと思います。
この教材が向いてるタイプ
・短時間でテスト前や入試前の学習をしたい子 熟語が、よく出る順にまとまっているので、短い時間のちょっとした復習に向いていると思います。 |
・読み方や発音の学習をしたい子 アプリと連携して発音等してくれるので、読み方や発音がわかりやすいです。 |
この教材が向いてないタイプ
・文章を読むことが苦手なタイプ 本教材の大半が文章で構成されているため、文章を読むことが苦手なタイプには向いてないかもしれません。 |
指導のポイント
こちらのタイプの子たちは、この一工夫で使えるようになるかも。
文章を読むことが苦手なタイプの子の指導
本書にある基本文を別の用紙に写して、今学習するべき熟語の部分だけ色を変える等、見やすく工夫してあげると良いと思います。また、アプリで音声を流す際にもその文を指で追ってあげるなどすると良いと思います。そこから、基本文の単語だけ変えて日本語訳を答えてもらうなどするのも良いと思います。
教材を許可なく私用以外でのコピー、再配布することは禁じられています。個人の利用の範囲内で使用して下さい。
効果には個人差があります。「まなぽん!」は、それぞれの子どもの特徴にあった指導法を知ってもらうためのサイトです。初めから子どもの特徴を決めつけず、紹介している様々な方法を試してみて、その子に合ったより良い指導法を見つけみてください。(「こんな子の場合の指導法が知りたい!」などのご希望があればコメントでも受け付けております。)